中古流通における注意点

    設置前の点検箇所

中古機の流通が変更され、二週間遊技台が、店舗から外されて、

保管されますが、現在の遊技台は、店舗内に設置されている時は、

比較的安全に管理されています。

たとえば、サオ(遊技台ロック部分)は、幕板を開けてもロック解除して

台を明けられないように、改造されています。また、営業中はアラーム

がケタタマシク鳴るように、改良されています。

しかし、中古台として、チェーン店の移動や外部への転売での、

遊技台、保管中は多くの場合、無防備とお考えください。

移動のために、外された遊技台に対する、メイン基板(主基板)に対する

部品交換の被害は減少します。ただし、店舗内での不正基板は、別です。

ゴトグループの狙いは、メイン基板がメーカーに送られている事を前提に

考えられています。これは、メーカーにメイン基板を発送するために、

メイン基板を取り外しやすい事により、周りのパネル基板やランプ基板・

中継基板等の内部にぶら下げを取り付ける(基板自体を作成)との

 情報があります。

また、実行犯として、昔、夜間進入をしていた、中国系犯罪者が、日本への

入国(観光ビザ)の発行が年収40〜50万で可能になることで、容易に渡航が

出来るようになるためです。以前の夜間進入が多発していた時代とほぼ同様の

状況です。ちなみに、日本への入国を規制した事で、被害が減少しています。

自社内での中古機保管に関して

 遊技機を保管する場合は、監視カメラ・セキュリティー設備の有る場所に、

 保管してください。(マンション等は不可です)

 もし、交換された場合、全台交換されます。保管以前に必ず点検用の

 写真を撮って、その写真との比較で点検してください。配線の状態等も判断基準

 となります。

 (記録写真が無い場合に他の台との比較での違いは無いとお考えください。)

パチンコ台の保管

 パチンコ台は、ビニール袋に入れて封印シールを張る事になっていますが、なんの

 対策になっていません。出来れば専用のダンボール等に袋ごと二台ずつ入れてください。

 箱には、専用の封印シールやロックをしてください。遊戯台の背面が見えないように

 (手が届かないように)、保管することが必要です。

スロット台の保管

 スロットの場合、最低でもメダル回収穴を埋めた上で、保管専用の鍵を取り付けておいて

 ください。鍵を取り外したままの保管は、行なわないでください。

考えられるぶら下げの構造(例)

 ぶら下げは、昔のように簡単な構造では、出来ません。そのため二箇所に分けて、

取り付けることが、考えられます。データとしては、大当たり(BIG)直撃です。

ぶら下げ基板(電子回路)を基板の中に隠した新型ぶら下げ(例)

 大当たり直撃を目的に作られますが、コネクタ等が追加され別の基板に接続可能性が

 有ります。
正規の状態

透かして見ると影が見える不正基板

表面に部品や異常は見えません。

スロットのパネル基板を新たに製作し、あたかも正規基板のように製作される可能性が有ります。

パネル基板の裏面に部品を取り付けている例

メーカーからの製作段階で、両面に部品(特に取り外さなければ確認できない場所等)に部品を付ける事は有りません。

パチンコ台で回転体を持った、タイプのパチンコ台に対しての組み込みの場合に取り付けられる、

可能性があります。他の信号と同期を取る必要が有るため、配線が追加される可能性があります。

正規玉通過センサー部品 不正玉通過センサー
電波受信や外部との同期用信号線が追加された場合の玉通過センサー