玉誤差・メダル誤差のゴトによる誤差と、
コンピュータ設備トラブルの違い
最近、多くの店舗で誤差原因が特定できない、玉誤差・メダル誤差が多発しております。多くの店舗では、原因が特定できないために、コンピュータ関連設備のトラブルとして
調査をし、調査中に誤差が無くなることで、真の原因を特定することなく、調査を終了する事が多くなっております。
コンピュータ関連設備のトラブルによる、誤差発生状況
コンピュータ設備のトラブルの場合、自然に正常化することは有りえません。
原因を特定しないまま、色々な作業をして直った場合は、最終日に行なった作業の確認として、一旦元に戻して、誤差発生の確認をする事をお勧めします。
これは、メーカースタッフの立会いにより、ゴト行為を止めてしまう事でデータが正常化する事が有るからです。また、誤差は稼動と多くの場合、連動して変化します。
大きな誤差が発生した場合は、貯玉(貯メダル)貸し機や玉(メダル)貸し機・計数装置(ジェットカウンタ・メダルカウンタ)のトラブルがあります。
計数の定量確認をしましょう。
そのほかにセーフカウンタやアウトタンク異常の場合は、大当たり中の出玉誤差が多くの場合、発生します。通常、スタッフが対応しています、必ずスタッフにトラブル対処の内容を記録させて、営業時間外に根本的な対処をし、以後同様のトラブルが発生しないように、対処する事が必要です。
コンピュータ設備トラブルでは、誤差数は、比較的安定しています。
最近は、スタッフの不足により、根本的な修理がされないままとなり、誤差が拡大し、営業中のスタッフのトラブル対処の仕事も増えて、スタッフ不足に拍車がかかります。
多店舗有る場合は、店舗毎に対応するのではなく、一定の誤差が多発した場合のために、専用の誤差調査要員(スタッフ)を組織化する事をお勧めします。
ゴト被害による誤差発生状況
誤差が一日だけ、通常の倍近く誤差が発生します。その後、数日誤差は発生せず、
その後から毎日発生(3日〜数ヶ月)します。誤差は、徐々に大きくなり、稼動の変化とは、あまり関係しません。
また、誤差が有ることで、スタッフが監視を始めるとデータが正常化します。被害機種が特定できないまま、正常化することで、以後の対処が出来ないままとなります。
誤差が定期的(三ヶ月以内)に発生する場合は、店舗としてゴト師にとって、やり易い店舗として、認識されており、メダル誤差や玉誤差が色々なゴト手口で発生します。
ゴト被害をコンピュータ設備の異常と誤解して、ゴト監視をしないまま営業を続けると、たまにデータが正常化したり、コンピュータメーカー等の立会いの際に一定期間、正常化する場合があります。
ゴト被害の場合は、誤差が日々、数倍で変動します。ただし、長期的にゴト被害が連続した場合、無理に抜く必要が無く、誤差はあまり変動しなくなります。
この最近の被害状況は、15年以上前のゴト被害が公開されていなかった、時代の状況に良く似ています。被害報告は、少ないですが、優秀な店舗では、この一年で未遂を含めて数件のゴト行為があり、被害は、数十万円となっています。
念の為に、原因不明の自店での誤差を合計し、玉貸し単価を掛けてみてください。
その約8割が実際に発生した、ゴトの被害金額の可能性があります。
被害の多い店舗で、年間数千万の被害が発生していた、店舗が有りました。
コンピュータ設備の老朽化は、日々のメンテナンスが重要です。抜本的なメンテナンスをおこたると、ゴト被害とコンピュータ設備トラブルの分類や発見が大きく遅れたり、発見できなかったりして、被害やトラブルが大きくなる要因となります。特に最近のCRAタイプのパチンコ台は特賞中出玉のバラツキから異常発見の妨げにもなっております。