新海釘曲げゴト

犯行の手口
 被害台を検証したところ、台ガラス左下のプラスチック部を高熱で熔かしたような穴が開いており、ガスボンベ式の携帯用小型半田ごてなどを使用し穴を開け、そこからピアノ線のようなものを差し込み、釘を曲げたものと思われます。
 穴は釘を曲げた後、同じような色の樹脂をかぶせて、穴をカモフラージュしています。
 対象機種は新海だけではなく、大海でも可能です。全機種見たわけではありませんが、構造上、丸ガラスを使用している台枠は被害を受けやすいと考えられます。 ベースに異常が出るため、データチェックで発見可能です。被害台はデータ上ベースが通常37前後のところ64前後に上がっていました。
犯行の状況
 ゴト師はビデオで確認できる範囲で5人。実行犯、その隣の台に座る壁役、島の反対側に座っていた見張り役、打ち子2人。実行犯は釘を曲げるスピードが速く、台に座ってから10分ほどで穴あけ、釘曲げを終えていました。
 開けられた穴。釘曲げを行った後再度ふさいでいる。
 裏面より。一番プラスチック部が薄い部分を狙らわれています。
 狙われる釘。盤面一番左のベース部分の釘が2本下に下げられいます。
対策
 穴をあけられてもセル盤までピアノ線が届かないよう、鉄板で塞ぎます。
 鉄板が安定するように隙間にスポンジを突っ込みます。
 鉄板を貼り付けます。扉にぶつかってガラスが閉まらなくなってしまわないよう注意が必要です。