夜間進入の手口
なぜ、夜間進入が容易に可能なのか!
夜間進入は、ホールの基礎的管理と各セキュリティー会社に対する過度の信頼
が最大の盲点となっています。
誤解1−−−−鍵は開ける事が難しい?
みなさんが使用している鍵は、一般的な鍵師の学校で勉強していれば、10分で
開けられます。 皆様の店舗での取り扱い金額は、一般の銀行か、それ以上の
現金が保管されていると同時に、高価な情報が無防備に放置された状態である
ことを自覚する事が必要です。
誤解2−−−−警備会社のセキュリティー装置は有効?
ゴト師は夜間進入を無計画に行っていません。 夜間進入は計画的に行われ
ています。日中の営業時間中に店内のセキュリティー装置が、どのメーカーで
タイプが何かまで、外形で判断できます。
ゴト師は、日中の調査結果を基に、近隣のコンビニやDIY・ディスカウント
ストアー等で工具と道具を購入し夜間進入の準備をしています。
現在の情報では、ゴト師の中でセキュリティー装置の無効処理方法が確立され
ており、どこの警備会社で会っても問題では無いとしています。
ゴト師は、まずセンサー機能(窓・ドア)を無効にします。
この作業は昼間の営業時間中に処理する場合と、いったん夜間進入して
センサー及び各ロック(鍵)を無効にし、警備員が点検確認に来店し戻ってから
実際の作業を行います。 このように警備会社の行動は、マニュアル化されて
いて、裏をかくことは非常に簡単です。
誤解3−−−−警備会社のセキュリティー解除キーは何本ですか?
みなさんは、自店のセキュリティー解除キーが何本発行されているか知っていますか。
一般には3本とされていますが、実際には5本から7本有るのが普通です。
確実に本数の管理を行ってください。 各警備会社で発行本数は、確認できます。
夜間進入に合いやすいホールの特徴
1.近くにコンビニ・DIYが有るホール
2.夜間は人通りが無い地域に店がある。
3.駐車場が店の裏側に位置し、回りに人家が無いか駐車場が広い。
4.夜間になると店の周辺に明かりが無く真っ暗になる。
5.近くのホールで夜間進入未遂事件があった。
以上の項目において、2項目該当する場合は、注意が必要です。